触手

南の島で出逢った女性の話。

家族で私だけお父さんの記憶が無いの。
一目でいいから逢いたかったんだ。

少女だった頃の想いを静かにつぶやいた。

でもある日ね、夢で逢えたのよ。
なんだか感触があって、はっきり鮮明に現れてね。
夢じゃあないみたいに・・・

彼女の 想い に触手が生え、希望に触れた。

夢の中での感覚は

彼女にしか味わえない感覚

それは大切な 宝物

ずっと大切な 宝物


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